きのこと共に歩む札幌キノコの会
2022公開講座『桜山キノコ研修会』第12回
2022.07.23
7月23日、2022公開講座『桜山キノコ研修会』第12回を実施しました。雨空の下採集始まりましたが、同定が始まった頃には日が差してきました。また、桜山の林道には、沢山の蝉の抜け殻だらけでした。
本日の画像は、写真集、2022公開講座『桜山キノコ研修会』第12回で見てください。
ヤマドリタケモドキには柄全体に網目模様がありますが、ドクヤマドリには網目模様がありません。 ヤマドリタケモドキはブナなどの広葉樹林帯に生えますが、ドクヤマドリは亜高山帯及び北方の針葉樹林に発生する。 ドクヤマドリの管孔は黄色から黄褐色。 傷つけるとゆっくりと青変し、黄褐色から褐色のしみとなる。地上に生えるタイプで、単生または少数が群生する傾向があります。
本州では、夏から秋にかけて主に亜高山帯や北方の針葉樹林に発生します。北海道では低い山でも発生しますが、本州では長野県等の高山帯でしか見られないキノコの様です。
過去の日本においてはこのようなイグチ型のキノコに毒は存在しないとも言われていましたが、ドクヤマドリを食べて亡くなった人の名にちなんだ別名(タヘイイグチ)も持つくらい、一部の地域では古くから知られる毒キノコです。