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活動報告の詳細
センボンキツネノサカズキ消滅の緊急事態です。採取禁止保護のお願い!
2019.09.17
センボンキツネノサカズキ消滅の緊急事態にあります。
センボンキツネノサカズキは道内で3ヶ所、道外1ヶ所は各発生地点で、センボンキツネノサカズキが減少しています。2019年10月末までに道内3か所を調査委員が観察した。報告によると個体が3〜5個の状態です。道外の1ヶ所については福島県で絶滅危惧種に指定している。地元の保全要請もむなしく。福島県川内村は道路建設で伐採、埋め立てにより環境が完全に破壊され。緊急移設をして保全を地元のキノコの会が実施しましたが。環境が完全に同じ状況ではないそうで、わずか3株しか確認できないと報告されています。道内の3ヶ所も減少しています。胆振方面の1ヶ所は昨年乱獲され、今年は昨年の残骸も含め5個体のみ
確認さている状況です。
きのこ愛好家の皆様には何卒センボンキツネノサカズキの保全保護の為に採取されません様にお願い致します。絶滅危惧種センボンキツネノサカッズキの保護にご理解とご協力下さい。今後の取り組みとして、センボンキツネノサカズキの培養保存を国立機関と協議したい。札幌キノコの会事務局長土生茂一。
★ センボンキツネノサカズキ(Microstoma aggregatum)はベニチャワンタケ科に属する子嚢菌の一種。ミズナラ、カシワの枯れ木、倒木上に秋に発生。有柄で椀形、コップ上のものが多数集まり15cm以上の塊となる。はじめは白色でその後ピンク色にかわる。1988年に旭川突哨山で袰屋朝雄氏により発見され、1990年に大谷吉雄氏より新種として報告された。

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