きのこと共に歩む札幌キノコの会
2025公開講座桜山キノコ研修会開講第25回
2025.10.27
10月25日 公開講座桜山研修
参加者:41名(会員33名・一般8名)
展示数:74種
今朝は例年より一段と冷え込みが厳しい中での研修会です。朝礼の冒頭、事務局より今回で鑑定・同定は最後になる旨、説明がありました。2025年度の本講座は11月15日をもって終了します。(同日は林道清掃・整備が中心となります。)
解説者:菅氏・長谷氏(会員)・阿部氏(一般参加者)
菅氏:今回も展示された、ホンシメジに付いて。前回の講座ではこの種は2種あると解説。
現物はクロホンシメジです。更には傘にイボがあります。これらの発見は北海道限定です。
写真上のキノコです。傘を見て確認して下さい(菌根菌)。
ミネシメジ:菅氏も経験談では以前に、鍋料理に入れたと不味さの為に鍋一つを駄目したと説明がありました。独特の石鹸臭が出るようです。(菌根菌)
ナラタケ(北海道・東北地方 ボリボリ、ボリ、オリメキの名前)10種程確認。過食すると腹を下す。(腐生菌)
阿部氏:クロトリフの解説。チャンワンタケに近縁との事。臭で動物に食してもらい排泄物で菌を広める。独特な芳香を放つ。(地下生菌)
長谷氏:キシメジは従来、食されたが海外では死亡例もある。(急性腎不全を起こす。)
ネズミシメジの特徴は傘の色が鼠色、裏は白い。傘の先は少し尖っている。(毒)(菌根菌)